2005年度 業務報告



2005年4月
  新しい年度が始まりました。時代の変化に対応していくと同時に、私たち独自の活動も継続していけるよう、さまざまな取り組みをしていきたいと思っています。
 4月は、主に2004年度活動の助成金報告書作成や決算作成などの作業をしました。情報誌も48号を編集中です。一方、4月の相談件数が例年と比べて多くなりました。ニーズの高さをうかがわせます。
 なお、人手不足な点もあるので、共に活動していただけるボランティアの方も募集中です。

2005年5月
 2004年度の決算や事業報告、交流会実行委員会の反省会等が行われ、2005年度の事業計画作成も始めました。
 調査関連では、大学案内障害者版WEB掲載作成のための作業を行いました。また、情報誌関連では、48号の原稿を作成しました。
 外務事業では、殿岡・西村が「聴覚障害学生と高等教育支援フォーラム」に参加し、各大学の発表等最新の情報収集をしました。その他HPを更新し、ボランティア・寄付の募集を呼びかけました。5月22日、NHK総合テレビのニュースで当センターが紹介されました。

2005年6月
 今月から、情報誌点字版などを作成してきた三村栄子さんが新運営スタッフとして就任しました。
 2005年度の事業計画が決定し、それに基づいて本格的に今年度の各業務を始めました。今年は大学への調査を行わない分、センターの活動を内外で支えていただける方を確保するために地道な声かけや広報活動を行っていきたいと思います。情報誌関連では、48号を編集・発行しました。また、49号の編集方針が決定し、原稿作成に入りました。調査関連では、『大学案内2005障害者版』の訂正文を作成した他、前月に引き続き、大学データのWEB掲載や検索フォームの作成に向けて作業が進んでいます。広報活動では、DPI日本会議の総会に出席し、初めて高等教育を含む障害児教育がDPI日本会議全体として取り組むべき課題となりました。また、当センターを含めた4団体の主催による「全国障害学生インターンシップ」の開催が決定し、参加者募集のための準備に入りました。

2005年7月
 今月から、ボランティアだった鈴木由美さんが新運営スタッフとして、また障害学生の鈴木沙耶さんが活動スタッフとしてそれぞれ就任しました。調査関連では、「大学案内2005」データのWEBが完成しました。情報誌関連では、49号の原稿作成が続いています。交流会関連では、鈴木沙耶さんを中心に実行委員募集要項を作成し、募集を開始しました。また「全国障害学生インターンシップ」の開催準備も本格化しています。広報活動では、殿岡が副代表を務めるDPI東京行動委員会の2005年度の総会が行われ、殿岡は昨年度に引き続き副代表を務める他、会計に就任しました。6月・7月共に、相談・問い合わせが多く来ています。また『大学案内2005』書籍の注文がほぼ毎日入っています。皆様のご支援のおかげと感謝すると共に、私たちスタッフもよりいっそうの活動の充実に励んでまいりたいと思います。

作業をお手伝いいただけるボランティアさんを募集しています。詳細はこちらをご覧ください。

2005年8月
 今月から「障害をもつ学生交流会2006」の実行委員募集を始めました。
  新しい実行委員とセンターのスタッフで、22・23日に第1回実行委員会ミーティングを開きました。初めて顔を合わせた緊張感の中にも、和やかな雰囲気で話し合いが進みました。次回の交流会は2006年3月25日から26日に、東京都江東区のBumB東京スポーツ文化館での開催が決定しました。実行委員の動きについては、15ページ「障害をもつ学生交流会2006実行委員会から」をご覧ください。
  また、1日から3日、当センターが主催団体の一つである「第1回障害学生インターンシップ」が、東京都多摩障害者スポーツセンターで開催され、多くの障害学生の方が参加してくださいました。
  調査関連では、大学データのWEB掲載開始を各大学へお知らせしました。また、受験・学内サポートに関する検索フォームの作成や、調査項目の整理、『大学案内2005障害者版』訂正の更新などの作業を行いました。
  情報誌関連では、49号の原稿作成・編集作業が進んでいます。

2005年9月
 次回の交流会の開催に向けて、準備が本格的に動き出しました。さらに新しい実行委員も加わり、メーリングリストを通じて、分科会などの内容について活発な審議が進んでいます。23日には第2回実行委員会ミーティングを開きました。
 調査関連では、受験可否と学内サポートに関する検索フォームを作成し公開しました。
 情報誌関連では、49号を発送しました。また、50号の編集方針が決まり、原稿の準備を始めています。
 2005年度の下半期に入り、センターの事業全体についての見直しを行いました。業務を円滑に進めるための各種マニュアル作りや、センターの核となる会則・各種規定の見直し・改正案作りを進めています。また、厳しい財政難を踏まえて、助成金や寄付の申請を準備しています。

2005年10月
 今月は当センターの活動をより広く知っていただくための広報活動を行いました。外務事業として、8日に第1回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウムに代表の殿岡が出席しました。また、29・30日に大阪で行われた「地域で生きるためのインクルーシブ教育」に、活動スタッフの鈴木沙耶が出席し、センターの活動と交流会について紹介しました。
 また、地域のボランティアセンターなどにセンターのパンフレットや交流会開催のお知らせなどを置かせていただけるよう呼びかけました。さらに、ホームページに障害をもつ当事者の方向けのメッセージを掲載しました。
 調査関連では、大学からのWEBデータの訂正・HPアドレスの変更など問い合わせに対応しました。  交流会関連では、分科会の内容がほぼ決まりました。また、後援していただける団体の募集を始めています。22日に第3回実行委員会ミーティングを開きました。
 情報誌関連では、50号の原稿作成・編集を進めています。  なお、今月から当センターの活動時間が一部変更となりました。

2005年11月
 情報誌50号の原稿作成、校正、編集作業をしました。今回はグラフや表が多く、編集方法に工夫と打ち合わせを重ねました。
 交流会関連では、20日に実行委員会ミーティングを行いました。企業や団体への後援・協賛要項を作り、電話などで依頼をしました。また、参加者・ボランティアさん向けの募集要項の作成も始まり、交流会当日の形が少しずつ見えてきました。
 また、事務所の賃貸契約更新とともに、新しい事務所を探す必要がでてきたため、広報活動に力を入れました。13日(日) には、神奈川工科大学で「高等教育における聴覚障害者の情報保障」が行われ、殿岡がパネラーとして出席しました。今月は外に出ることの多い月になりました。

2005年12月
 何と言っても事務所の引っ越しが最大イベントでした。事務所探し、引っ越し準備、各種事務手続きなど、年末まで作業に追われましたが、29日に新事務所への引っ越しができました。
 そんな中で、交流会関連では、協賛依頼をしたり、参加者・ボランティア募集要項を完成させて発送作業をしたり、4日には実行委員会ミーティングも開きました。
 また、情報誌50号も何とか発行にこぎつけ、無事発送することができました。点字版・テキスト版の作成も進めています。
 外務では、7日(水)にマイクロソフトNPO支援プログラムの授与式に殿岡と角田が出席し、10日(土)の明治大学講演会「大学教育の国際化プログラム(海外先進教育実践支援)国際GP派遣報告会」では、殿岡が基調講演をしました。休む暇もないほど忙しい月になりましたが、よい状態で新年を迎えられそうです。

2006年1月
 1月10日から新事務所での業務を開始しました。とはいえ、事務所の中はダンボール箱の山。全体の家具や物の置き場所を考えながらの片付けです。一方で、事務所移転や事務所開きのお知らせを送ったり、ホームページ上や各種事務文書内の住所を訂正したりする作業もありました。そして、28日には事務所開きをしました。
 交流会関連では、参加者・ボランティア募集が始まり、広報活動をしています。7日には実行委員会ミーティングを開きました。情報誌50号は点字版・テキスト版の作成が終わり、発送しました。また、51号の目次案を作成し、原稿作成も始まっています。
 23日には読売新聞に、30日には毎日新聞にセンターが紹介され、相談も増えています。新しい事務所で、より幅広い活動ができるよう、スタッフ一同がんばっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

2006年2月
 新しい事務所に移転して1ヵ月。荷物もだいぶ片付き、スタッフ・ボランティアさんもここでの仕事に慣れてきました。入り口にスロープや手すりを取り付けて、より快適に過ごせるよう、事務所の内装を工夫しました。
 調査関連では、次年度の「大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査2007」実施に向けた準備として調査票の作成を始めました。また今年も、朝日新聞社発行の『大学ランキング2007年度』(5月1日発行)掲載の原稿を執筆しました。 情報誌関連では、50号の点字版を発送しました。また、51号の原稿作成と編集作業を進めています。
 交流会関連では、参加者・ボランティアの募集に力を入れています。実行委員を中心に、インターネットを活用して障害者やボランティア関連の掲示板に書き込んだり、チラシの配布やポスターを貼るなど、活発に広報しています。また、会場の下見やボランティア説明会も行いました。

2006年3月
 交流会開催まであとわずか、参加者・ボランティアの申し込みが続々と集まってきました。実行委員と共に、宿泊や送迎の手配・荷造り・当日のスケジュールやプログラム内容についての最終的な打ち合わせなど、開催前日の夜中まで、準備に奔走しました。そして、3月25・26日「障害をもつ学生交流会2006」が、東京スポーツ文化館で開催され、全国から26名の障害当事者の方が参加してくださいました(詳細は2ページからの報告をご覧ください)。
 調査関連では、次回調査で導入予定の、WEBから回答を入力できるシステム作りの準備を進めています。また、情報誌51号の編集が終わり、発送しました。
 そのほか、事業計画の作成や財源確保のための助成金に関する情報収集、ボランティア募集など、次年度の活動に向けての準備をしました。
 広報関連では、3月4日TBSラジオで、当センターの活動と大学での障害学生受け入れの現状について放映されました。
 

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