スタッフ・ボランティア日記♪♪


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2010年7月29日(木) お試し企画でショートケーキ作り

みんなで作ったショートケーキ

 こんにちは。スタッフの西村です。夏本番!という感じですが、みなさんお元気ですか?
 さて、センターでは、7月3日に初めての試みとして、障害をもつ人を対象にしたお菓子作りを企画しました。とはいっても、これは思いつき企画です。障害をもっていると、一般的な説明では分からない、普通のスピードについていくのが大変、周りの人に気兼ねしてしまうなど、なかなか普通のお料理教室には通えません。そんなことを考えていたとき、「こんな近くにステキな先生がいる!」と気づいたんです。それは、センターにボランティアでお手伝いに来てくださっていた方で、情報誌の連載「はっぴ〜タイム」に分かりやすいお菓子のレシピを書いてくださっている高橋さんです。思い切ってお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
 今回はお試しということもあり、スタッフを中心に視覚障害者6名、健常者2名の参加でした。最初に先生のデモンストレーションを見たあと、2人でペアになって1台のスポンジケーキを焼いてデコレーションしました。
 先生のデモンストレーションでは、見えなくても分かるよう、実際に手を持って動かし方を確認したり、いろんなタイミングで生地を触って感触を確かめたり。また、見えなくても泡立ちの目安がもてるよう、何分ぐらいかき混ぜる、何回ぐらいかき混ぜる、といった方法も、先生に考案していただきました。参加者同士でも、こういうふうにしたら簡単、こんな方法がある、と知っていることを共有し合って楽しく作ることができました。難しいスポンジケーキもフワフワに焼き上がりましたよ。
 詳しいレシピは次号の情報誌69号で。こういう企画がまたできることを楽しみにしています!
情報誌のページ

2010年7月6日(火) 最近感動したこと PARTU

 介助者の木村です。
 4月から先月までの3ヶ月間、フィンランドから世界大会銅メダリストの柔道家(5段)が来日しており、私の所属する道場に通い、稽古を共にしました。
 その方は、30年近く柔道を続けており、礼儀作法に精通しており、力強いだけでなく様々な技を身につけていました。
 共に稽古をする中で私たち日本人が日本文化や柔道の精神「柔よく剛を制す」を見つめ直す機会となりました。
 またその方がドイツ人から学んだ特異的な技を伝授して下さったり、逆に日本人師範(6段)からお土産となる技を指導頂き、お互いに学び合うことができました。
 いつも思うのですが、この3ヶ月間、私もその場で直接学ぶことができましたが、それだけでなく通訳という立場でもあるので、双方が伝えたいこと、学びたいことの懸け橋になれるということは幸せなことですね。

 (参考)
 ・私の所属する道場のホームページで写真公開中
   http://homepage2.nifty.com/KAKIOJUDO/katudou.html

 ・フィンランドから来た方の道場でも写真公開予定
   http://www.judoseura.fi/

2010年5月25日(火) 最近感動したこと

 介助者の木村です。投稿がご無沙汰しており、すみませんでした。
 介護福祉士試験に無事合格してホッとした今も何だか忙しい日々を送っています。関係者の皆様からは、受験勉強中に温かい応援メッセージを頂き、ありがとうございました。
 さて、今回は最近感動したことをいくつか紹介したいと思います。
 まずは、「障害をもつ学生交流会2010」です。前回会った時は、おとなしい高校生というイメージだったのに、大学生となり、様々な困難を乗り越えたからか、新たな目標ができたからか、非常に明るく積極的な姿を見ることができるなど、参加者の成長ぶりに感激しました。また、たった1泊2日の交流会で、障害をもつ学生さんが夢を語り合うまでに至ることや、ボランティアさんと障害の有無を乗り越えて意気投合する姿も印象的でした。
 次は柔道のことです。私が通っている道場に、講道館でも指導される尊敬する師範がいます。先日その方が私に歩み寄り、次のようにおっしゃいました。
 「木村先生が障害をもつ子どもにも根気よく熱心にご指導される姿に感銘し、私も新たに学ぼうと思い、関係者には隠れてヘルパー2級の研修に行っていたんですが、お陰様で先日無事、修了証書を頂くことができました。介護をする上での倫理観や認知症高齢者の気持ちに寄り添う必要性などを学んできました。私も柔道での指導に活かしたいと思います」と。師範のお言葉には、感激しました。道場という場でなければ、涙を浮かべていたことでしょう。
 私にとっては、障害があろうとなかろうと、共に稽古に励む仲間は、日本の伝統文化を継承し、共に心身を鍛える大切な存在です。その想いひとつで取り組んできましたが、師範のお言葉をありがたく受け止め、今後の若手育成にも力を注ぎたいと思います。

2010年4月7日(水) 卒業式

 情報誌のライターをしている、山さんこと山内です。
 去る3月28日、私は放送大学の卒業式に行ってきました。発達と教育の専攻で、心理学を勉強して認定心理士の資格を取るつもりで、3年生に編入学してから6年が経ちました。既に大学を卒業していたので、放送大学の在学中に資格を取ることができました。でも面接授業でたくさんの素晴らしい先生たちに会えるので、可能な限り放送大学にいようと思っていましたが、とうとう卒業する年になってしまいました。
 卒業式でとても心に残ったことがあるので、お伝えしたいと思います。一つは学長表彰を受けられたご婦人のことです。私よりもう少し年上のようで、60歳代の方だと思います。その方は専攻を早々に終えられてから点字の勉強を始めました。点字を習得されてからは、放送大学で学ぶ視覚障害学生のために、ボランティアとして点訳を始められました。そして“たんぽぽの会“と言うグループを作って、教科書や資料の点訳。またサポートの体制を築き、コーディネートなどもされていました。現在は視覚障害学生の皆さんの相談も受け持っておられます。それなりの年齢で、豊富な人生経験を持たれた、しかも同窓の学びの先輩として、その方はどんなにか視覚障害学生さんたちの良き相談相手になられたことでしょう。そのようにしてもう12年間も活動を続けておられるそうです。
 もう一つは、卒業のお祝いのため歌を歌って下さった小椋桂さんのことです。「シクラメンのかほり」のあの小椋桂さんが、銀行を早期に退職されて、母校の東京大学で哲学を学んでおられたことは、ご存じの方も多いと思います。小椋さんの奥さんは、事情があって大学を卒業することができず、中退になっていたのだそうです。ご主人がいきいきと大学生活をする姿を毎日見ているうち、「挑戦して大学を卒業して、今までなんとなく感じていたコンプレックスから解放されてみたい。自分もやってみよう」と思われたそうです。そして放送大学に入られました。しかし、そんな“挑戦”とか“人生に折り合いをつけたい”という気持からスタートしたのが、いつの間にか学ぶことの楽しさにすっかりはまり、ルンルンで学生生活を送っておられたそうです。小椋夫人はわたしたちの先輩でいらっしゃいます。
 小椋さんはお祝いに歌を3曲歌って下さいました。
小椋さんが作詞作曲された「人生の贅沢ひとつ」という歌の一節にこんな言葉がありました。
  思えば学びは人間が味わえる 
  それ自体贅沢のひとつ
  望めば学びは誰でもが手にできる
  最高の贅沢のひとつ

 “学び”は、“誰でもが手に出来る贅沢”、
そう。誰でも学びたいと思ったら学べるのが当たり前でなくてはいけないのです。


 

 

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