支援センターの動き ~2026年度事業計画~

活動方針

 「誰もが、学びたいときに学びたい場所で、自由に学べる社会を作る」ことを理念として活動します。

  • ・受験・入学・卒業に至るまで、大学の合理的配慮の提供に関する諸課題に対し、障害学生の立場に立って取り組み、高等教育における社会的障壁の除去を目指して活動します。
  • ・障害当事者同士のピアサポートを核として、個々の障害学生がセルフアドボケート(自己権利擁護)できるよう活動します。
  • ・障害学生の大学進学はもちろん、小・中・高等学校でのインクルーシブ教育、特別支援教育、生涯教育と自立生活に関し、情報収集、他団体との連携、政策提言など、障害当事者ならではの視点を活かして積極的に活動します。
  • ・障害学生・障害当事者の発掘に力を注ぎ、障害者の高等教育分野における支援拠点となるよう活動します。
  • ・利用者からのフィードバックを重視し、収集した意見や要望を事業運営やサービス改善に積極的に反映します。透明性を高め、より良い環境づくりに努めてまいります。

各事業別重点項目

1、「大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査」等、調査関連事業

  • ・「大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査2026」を実施し、書籍『大学案内2028障害者版』としてまとめます。
  • ・新たに、入学後に合理的配慮を受けるために必要な手続きについて選択肢を追加して調査します。
  • ・前回調査(2025調査)について「大学案内Web情報サービス」でデータを公開します。また分析結果を情報誌・YouTubeで公開します。
  • ・大学における障害学生支援に関する正式な対応要領やガイドライン、ならびに2026年度受験時の合理的配慮申請手続き(申請期限や必要書類等)の詳細を調査し、障害学生が利用できるよう即時に公開します。

「大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査2026」実施スケジュール

6月30日 調査依頼文と要項を大学にメールで送信、調査ウェブサイトにアップ
7月1日 調査開始
10月31日 調査回答締め切り
12月19日 調査回答最終確定
2027年1月20日 『大学案内2028障害者版』発行
2027年3月25日 情報誌に最初の分析掲載

2、障害学生支援に関する相談・情報提供事業

大学受験や学生生活、学内サポートに関するご相談に対応します。

  • ・電話・メール・来所、オンライン会議システムMicrosoft Teamsを用いてご相談いただけます。
  • ・学生ご本人が合理的配慮を求めるセルフアドボカシーの力を発揮できるよう、同じ障害当事者として寄り添い支援します。
    必要に応じて受験時の事前相談や、入学後の建設的対話に同席したり、不当な差別的取扱いに対して申し入れを行います。
    学生の視点を尊重しつつ、大学側とも対話を重ね、合理的配慮の提供が確実に実施され、障害学生の就学環境がより良いものとなるよう積極的に支援し、問題解決を図ります。
  • ・法人会員(大学)向けには、合理的配慮の提供や障害学生支援に関するご相談にも対応します。
  • ・どなたでもご参加いただける学生相談会をオンラインで開催しています。(毎月第4土曜日13時30分~15時30分)
  • ・月に1度、相談に関わるスタッフの勉強会も実施しています。

利用会員向け権利擁護プログラム

当センターの利用会員(障害学生)からの要請を受けた場合、以下のことを実施します。

  • 1、合理的配慮決定に関する申し出を代弁する。
  • 2、事前相談に同席する。
  • 3、合理的配慮建設的対話に同席する。
  • 4、不当な差別的取扱に対して申し入れを行う。
  • 5、大学修学支援事業の開始をサポートする。
  • 6、その他当該学生の立場に立って大学と協議する。
  • ※プログラムの利用は会費とは別に料金がかかる場合があります。

3、『情報誌・障害をもつ人々の現在』等、機関誌発行事業

  • ・オンライン雑誌としてどなたでも購読いただけます。従来の情報誌のスタイルを継承し、年4回発行します。
  • ・毎号巻頭に、障害学生の体験談「先輩からのメッセージ」を掲載し、体験したからこそ話せる内容をお届けします。
  • ・大学受け入れ調査の最新データの分析を掲載します。
  • ・大学の障害学生支援の取り組みや、障害学生支援関連のイベントなどタイムリーな情報を掲載します。
  • ・「障害学生交流会」など、センターのイベントの様子を掲載します。
  • ・新しい取り組みとして、オンラインの強みを生かし、文字情報だけでなく動画コンテンツも充実させていきます。

2026年度の発行日(予定)

131号 2026年7月1日
132号 2026年10月1日
133号 2026年12月28日
134号 2027年3月25日

4、「障害学生交流会」等、学生交流事業

  • ・SNSを使ってセンターの活動や障害学生支援の関連情報を随時伝えていくほか、全国の障害学生・大学など、より多くの一般の方との交流と情報交換を活発にします。
  • ・障害学生、卒業生のピアサポートと情報交換の場として「グループ障害学生ネットワーク」を運営します。全国に住む障害学生・卒業生の交流と、各自の活動アピールの場です。
  • ・障害学生・卒業生・センタースタッフでミニ交流会を定期的にオンラインで行います。
  • ・本年8月9日に「障害学生交流会」を対面で実施します。5月1日に仕込みを開始する予定です。
  • ・月に1度オンラインでスタッフ同士の交流の場を設けます。

2026年度第1回ミニ交流会

Let’s enjoy the summer! 夏を楽しもう
日時 2026年6月14日(日) 14時~15時(最大延長16時まで)
マイクロソフトオンライン会議システムTeamsで実施します。
申し込み不要、障害のある方ならどなたでも参加できます。
障害当事者同士で、夏の楽しみ方についてのミニ交流会を開催します。
「夏は毎年、〇〇のフェスに参加している。」「〇〇を食べて夏が始まったと感じる」「暑さ対策グッズには〇〇が良い」等なんでも結構です。 夏の楽しみ方を皆さんと共有してみませんか?
ご参加お待ちしています。

「障害学生交流会」の目的

  • 1.普段、全国各地に散らばって互いに知り合うことも少ない障害学生同士の交流と情報交換
  • 2.障害学生自身によるエンパワーメント(一人でも多くの障害学生がより快適な学生生活を送れるように、またセルフアドボカシーの視点が高められるように)
  • 3.異なる障害のある学生同士の交流と相互理解(自分と異なる障害について知り、そこから見えてくるものを感じ取る。様々な障害当事者の社会的障壁について関心を持ち、同じ当事者として共感できるように)
  • 4.大学進学を目指す人(高校生など)、障害学生、卒業生の交流
  • 5.障害のある・なしを越えて、周りの人との交流

5、障害学生支援に関する啓発・広報事業

広報事業

  • ・公式ホームページ、X、Facebook、YouTubeで広報します。
  • ・全国の特別支援学校、高等学校(通信制含む)などに『大学案内2027障害者版』とセンターの活動を広く知っていただけるよう広報します。
  • ・相模原市商工会議所など、地域のイベントに参加し、顔の見えるつながりを大切にしながら、地域の一員としてできることを模索していきます。地元相模原市内の企業などに、協賛や寄付など活動への協力も呼び掛けていきます。
  • ・Webサイトを通じてボランティアを募集します。
  • ・活動継続のために寄付を募集します。

活動への協力依頼

ボランティア募集
センターホームページ、ボランティア情報サイトactivo
寄付募集
センターホームページ、ヤフーネット募金、つながる募金(ソフトバンク)

広告協賛

書籍『大学案内2028障害者版』 2026年5月1日募集開始予定
Webサイト 全国障害学生支援センターホームページ 常時募集。掲載開始月は無料。

外務事業

  • ・大学や高校など、学生・教職員の集まる場所で障害を持ちながら学ぶということはどういうことかを伝えたり、最新の調査データをもとに支援の状況などについて講演していきます。
  • ・大学向けにコンサルティング事業を展開します。
  • ・当事者の立場から障害学生の実情を明らかにし、教育や福祉の分野で政策課題として取り入れられるよう要望していきます。
  • ・全国の障害学生支援をよりよく円滑に行えるよう、障害学生支援に取り組む団体と関係を深めていきます。

講演:障害のある多彩な講師陣を派遣します

講演テーマ(例)

  • ・各大学の障害学生支援の現状と課題
  • ・障害者差別解消法への各大学の取り組み
  • ・国立大学法人での差別解消法の対応要領作成への取り組み
  • ・教職員研修(FD・SD研修)
  • ・生徒・学生向け講義・講演

大学向けコンサルティング事業

  • 1. 障害学生支援団体として会議に出席、ヒアリングに応じる
    • ・障害者差別解消法の教職員対応要領作成・見直し
    • ・障害学生支援に関する各種規定等のマニュアルの作成・見直し
  • 2. 障害学生支援団体としての外部評価
    • ・障害学生支援室の評価
    • ・ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーの評価
    • ・シラバスの評価
  • 3. 大学修学支援事業の開始をサポート
  • 4. その他、障害学生支援に関わる事業整備

6、助成金単年度事業

大学における「障害学生への合理的配慮及び支援情報告知体制構築事業」(NHK歳末たすけあい配分金(社会福祉法人 神奈川県共同募金会)〔取得済み〕

2024年4月施行の「障害者差別解消法」改正により、すべての大学で、障害学生への合理的配慮の提供が義務化されました。 障害学生にとって、自身に合った合理的配慮を申請することは、学びの保障に直結する重要な行為です。
しかし、大学により申請手続きの整備状況に差があり、申請から決定までのプロセスが不透明である、建設的対話が不十分なまま配慮内容が決定されてしまうなどのケースが見受けられます。
そこで、各大学における合理的配慮申請から決定までの流れを調査し情報提供することで、学生が適切な申請を行いやすくなり、大学との対話を通じてより適切な配慮を受けられる環境の整備につながることを目指します。
また、各大学が障害学生支援に関する情報をどのように告知しているかについても併せて調査し、情報のアクセス性向上と支援体制の可視化に資する知見を得ることを目的とします。

具体的な事業内容

  • 1、「大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査2026」(2026年7月1日~10月31日実施予定)では、大学の授業での合理的配慮の申請手続き、並びに障害学生支援に関する情報告知について、新しく項目を追加し、具体的に調査する。その結果を書籍ホームページで公開する。
  • 2、1で得られた情報をもとに、障害学生やその関係者に相談・情報提供を行う。(毎月第4土曜日学生相談会を実施)相談に携わるスタッフの勉強会を実施(月に1回)
  • 3、障害学生の学内生活、自立生活で直面する様々な課題を設定し、定期的に交流の機会を設ける。(奇数月障害学生交流会の実施)
  • 4、機関紙『障害をもつ人々の現在』(オンライン雑誌)で障害学生の体験談など、最新の情報を発信する。(年4回発行)